歯列矯正について
15年ほど前から、歯並びが気になる方に歯列矯正を行っています。現在のメインは、6歳〜12歳で、東京の鈴木設矢先生の主催されている、 の会員で、現在、床矯正を中心に行ってます。
以前は、荻原先生のPooの方式でやってましたが、途中から、バイオネーター、ムーアプライアンス、ビムラーアプライアンス、などの機能的矯正装置をおこないました。
最近の5年間は、鈴木先生の床矯正を中心におこなっております。
それぞれに、いい点はありますが、現状が一番効果がでています。
床矯正は、本格矯正とよばれる、永久歯列が完成してから行われる矯正への橋渡しになる性格のものです。しかし、食事の工夫や、筋機能の訓練をしっかりやっていただくと、床矯正だけで、歯列矯正の完成まで、たどりつける場合もあります。
( 開始年齢が、適切であることが、前提ですが)
私の医院では、普通一般の人がイメージする矯正の装置(’ブラケット、ワイヤーなど)を使うタイプもけっこう行っています。
成人になってからの歯列矯正は、なかなか大変なので矯正専門医に紹介する場合が、多いです。(それは、発育が無いので顎の拡大が望めない、歯の裏側にワイヤーをつける舌側矯正といわれる手法が私にはできないことと、子供と比べて、骨吸収や、歯の根の吸収のリスクが高くなることからです。)でも、歯周病の管理ができている50代の方の床矯正で、完了できた場合もありますので、ケース バイ ケース です
乳歯のうちから矯正を行いはじめた方のほうが、予後はよいです。特に、永久歯を抜かずに済む場合が多いので、将来もし顎関節症になった場合でも、噛み合わせをつくり易いです。研究では、骨の体積は、矯正前、後でかわらないそうですが、できるだけ、好ましい形になることを期待しています。(日本人が、矯正をしたからといって、白人にはなりません)
乳歯の反対咬合は、永久歯にはえかわるまで待つのが一般的ですが、ある装置をつかうことにより、3歳児の段階で、状態しだいでは、治療に着手できるようになりました。後戻りの心配は、成長が止まるまで常にあります。しかし、放置しておいた状態よりも必ずより良い状態になります。骨の発育方向、咀嚼時の機能、などは、6歳児になってからではどうしようもありません。できるなら、早期の治療の開始をおすすめします。
床矯正や、機能的矯正装置を用いた場合、本人の協力は重要ですが、家族の(特に母親)協力がとても重要です。
この矯正方法は、家庭で行うことが中心です。装置をはめなかったり、決められた調整を行わなければ、矯正の効果は得られません。正しく行った方が、3〜4ヶ月でたどりつくところに、やる気のないところは、2年たってもたどりつけません。そして、不要であった可能性の高い固定式の矯正を行うことになります。当然クレームには、なりませんが、お互い気分のいいものではありません。矯正を行うからには、家族で十分話し合って、やる気を確認してからやりましょう。
はじめる事が出来た方で、うまくいかなかった方は、例外なく家族、本人のやる気が、口だけの場合です。
床矯正の最大の欠点は、はずせることです。その点を十分に考えてください。
つづく
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